NEC LifeTouch NOTE NA75W 外観
Android版モバイルギアとも称されたNECのAndroid端末「LifeTouch NOTE」。本体に内蔵可能なスタイラスペンが付属している。Androidのバージョンは2.2。
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■LifeTouch NOTE NA75W 其の一 (2011/10/01)

 ネット上を徘徊していたら、「激安アンドロイド端末!しかもNEC製!!」という記事に出くわした。価格.comで調査したところ、この「LifeTouch NOTE NA75W(メモリ8G+8G=16GB版)」の最安値は、現状16,998円とのことである。7型ワイドタッチパネル+フルキーボード搭載のAndroid端末としては、確かに安い。いや、安すぎる!これは中華パッド(謎ロイド)並の値段である。果たしてこんなに安く売ってもいいものなのか?>NEC!と叫びたくなるような価格である。

 迷うこたぁ無ぇや!って〜んでヨドバシ.comに発注かけたら、16時間以内に届いた。まるで購入者の気が変わる前にとっとと送っちまえ!と言わんばかりの速攻である。このAndroid端末は、ネット上の記事によれば、2011年3月10日より発売されたとの記載がある。あの3.11の直前だ。詳細レビューについては、ここ辺りを読むと全てが書かれているのでご参照のこと。

 届いた端末は、確かに昔のモバイルギア(MS-DOS時代の頃のもの)を思い起こさせる。しかし、デザインが・・・その・・・どうしてこうなったというような・・・分厚いしヒンジ部分は太いし、まあ、こんなモンかと割り切れば良いのだろうけれども、もうちょっとナントカならなかったものなのか?と正直思う。今回は「ピアノブラック」を注文したのだが、ケース表面がテカテカなので指紋つきまくりだ。裏側の銘板には、「MADE IN CHINA」としっかり記載されている。

 アンドロイドOSにはVer1.0の頃から使い慣れているので、操作は簡単だった。タッチパネルは「感圧式」なので、iPadに慣れているユーザにとっては苦痛である。なぜ「静電タイプ」にしなかったのだろうか?CPUには、NVIDIA Tegra 250(動作クロック1GHz:デュアルコアプロセッサ)を使用しているが、iPad等のiOSと比較すると、どうしても動作はもったりしているし、時々ひっかかるような感じもある。OS自体開発途上というモノだから、仕方が無いといえばそれまでだが。

 価格はオープンだが、当時の記事を読むと、モデルにより5.5万円〜4万円の値付けがされていたようだ。筆者が購入したタイプは、最上位機種のため、おそらく発売当時は5.5万円の正札が付いていたものと思われるが、7ヶ月経過したところで、定価の31%まで下落してしまった。再び思う。どうしてこうなった!最も、もしこの端末が現在も5.5万円だったとしたら、誰も買おうとは思わないであろう。価格帯としてはネットブックと被るし、タブレットやスマホとしてのデザイン的なこだわりや軽量化といった特徴も無い。要するに、この商品の企画の意図が、ワカラナイのである。

 しかし、安いことは良いことだ。廃人にとっては、絶好のオモチャになること間違いない。センサとしても、GPS、磁気センサ、加速度センサとてんこ盛りで、カメラも200万画素で静止画以外に動画も撮影可能という、まさに至れりつくせりの仕様である。というわけで、暫くはこの端末で遊んでみることにしよう。

※なお、最近(2011年9月末)になって、NECはマボロシと終わったAndroid端末試作機を公開した。(NEC、マボロシの極薄Android試作機を公開)。LifeTouch NOTEをさらに軽量化し、軽量化と高解像度化を図った製品だ。2軸ヒンジを採用しているところも意欲的である。但し、想定価格が8万円ということで、商品化が見送られたとのこと。これに対する市場(及びネットユーザ)の反応も手厳しい。(ここを参照のこと)。ダイジョウブなんだろうか?

LifeTouch NOTE NA75Wのパッケージ一覧
取り説は「スタートアップ&サポートガイド」と称する58ページの薄い冊子が付くのみ。因みにこの取り説の内容の半分以上が、免責事項と注意事項と約款・・・
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LifeTouch NOTE NA75W正面
ヒンジ部分は180度まで倒れるので、このように平面にぺったんこして置くことが可能。画面は800x480ドット。キーピッチ16.8mmのフルキーボードが搭載されているところが、モバイルギアの後継機種であることを意識している。スペースキーの下にある四角いモノは、光学式のポインティングデバイス。これをタップしたりドラッグしたり長押ししたりして、操作することが可能。ボタン機能も付いている。
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ぺったんこにしたところ。
この形にすると、「寝モバ(寝ながらモバイル)」するのにちょうどいいんだよね。
但し、699gはチト重い。
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本体側面のSDHCカードスロットと、付属の8GBメモリカード
メモリカードはマイクロSDではなく、普通のSDだ。マイクロSDを見慣れていると、普通のSDがバカでかく見える。
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本体右側面
SDカードスロットと、ACアダプタ接続コネクタが見える。左側の切り欠きのような部分は、スタイラスペン収納部。
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本体左側面
左より、盗難防止用ロック、USBコネクタ、音声入出力端子が並ぶ。
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本体裏面
中央にはるのはスピーカー。その両側に排熱用のグリッドがある。まぁ、何と言うか、その、本体裏面そのものですなあ。。。
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古の機器たちとのショット
モバイルギアの再来ということなので、古のマシンと並べて撮影してみた。左からVT-1、LifeTouch NOTE、MC-MP11。ここで、MC-MK1やMC-MK22を出さずにVT-1を出してくる所など、なかなかどうしてひねくれ者である。フォッフォッフォッフォッフォ。でもね、こうして並べて見ると、昔のモバギってキーボード命!だったということが良く判るよ。
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LifeTouch NOTE NA75W メイン画面
何のことはない、単なるAndroidの画面である。そりゃそうだ。。。
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