■退廃的互換機趣味(其之十四) (2009/05/05)
【NT3.51】
(前回までのあらすじ)
退廃的OSとしてWindowsNT Ver3.51を選んだまでは良かったが、インスコしてもNICがことごとく認識されないという原因不明の現象が発生、しかし意外に早く解決したのであった。以上!
これだけじゃハナシにならないので、もう少し詳しく述べておくと、NICの認識不具合はNTを再度始めからインスコしたらあっさりと直ってしまったのだ。だから原因は不明、ちゅーか、インスコ中に何か変なことが起こったのだろう、きっと。なんといってもこのテストベンチ、マザーは15年前のVL+ISA+PCI何でもアリの、しかも「試作品」である。何か起こらない方がオカシイ。。。
Windows NT Ver3.51であるが、コイツのマシン必要要件はすごく敷居が低い。最低動作CPUは、80386(25MHz)以上である!最少稼働メモリに至っては12MB。こういうスペック見てると和むねぇ。。。構成は起動用FDが4枚、CD-ROMが1枚。このCD-ROMで、PC/AT互換機の他にPC-9801やSPARCシステムにもインスコすることができるという大盤振る舞いである。
さて、肝心のテストベンチへのインスコであるが、ATAPIのCD-ROMが無いので、例によって「借り腹」方式を採用する。ところが、インスコ用CD-ROMに目一杯具が入っているので、全部をコピーすると504MBの壁をあっさりと越えてしまう(前にも述べたが、当時のBIOSにはIDEの上限があり、504MB以上は認識できないのであった。。。)。よって、PC/AT互換機に必要なファイルのみ選択してHDDに格納しておく。さしあたりドライバ関連のフォルダと、「I386」フォルダになるが、これで大体300MB弱といったところか。。。
インスコ自体は大変簡単で、「I386」の下にある「WINNT.EXE」を起動させれば良い。今回は、NICとして、NT3.51にドライバが標準で入っている3comの3C905を使用した。あっさりと認識されてしまい、漏れは一体今まで何やってたんだろ?と自己嫌悪に陥りそうになるくらいだった。とまあ、今回はここまで。次はいよいよWindows 3.Xだな。
(補遺)
この「退廃的互換機趣味」シリーズであるが、このようなクソの役にも立たない内容であるにもかかわらず、定期購読者が数十名いることは、素直に驚いていいことだと思う。いったいどんなヒトが読んでいるのやら・・・まあ、謎だね、こりゃ。さて、筆者はと言えば、そろそろこのシリーズにも飽きてきてしまった。もーどーでもいいや、みたいな気分で書いてはいるのだが、とりあえずもう少しだけ続けてみることにしよう。題材にはこと欠かないんだけどねぇ・・・
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