旧国道135号廃道(2003年03月) |
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廃墟も魅力的だが、バイパスやトンネル等の開通に伴い使われなくなってしまった旧道も、なかなか良い雰囲気を出している。ここに掲載した廃道は、伊豆伊東に入る手前で見つけた旧国道135号廃道である。20年近く前、宇佐見の町に入る手前のこの辺りは、峠越えのカーブが連続する難所であった。その後道路が整備され、御石ケ沢トンネルと新宇佐見トンネルが開通し、旧道は使われなくなってしまった。国道として建設された道路も、使われなくなるとこの通り。センターラインには雑草が生え、路肩は崩れて道の半分近くまで泥が侵出してしまっている。自然に帰るのは意外に早いのである。 Google Maps上での位置は、下記の通り。 旧国道135号廃道 |
写真2.新宇佐見トンネル付近の旧国道135号。 東京から伊東へ向かう途中、新宇佐見トンネルに入る手前に旧道の分岐点がある。なぜかセンターライン上にお行儀良く雑草が生えている。路面はそれほど荒れてはいないが、それが雑草との対比を鮮明にしており効果的だ。しかし、使われなくなると、雑草がアスファルト面を突き出てくるというのも、すごい生命力だ。 |
写真3.同じく新宇佐見トンネル付近の旧国道135号。右側にトンネルの入り口部分がちょっと見えているが、壁面の装飾がなぜか岡本太郎しているのがおもしろい。 |
写真4.写真3を逆に望んだとこと。先に見えるのが現国道135号。激しい往来からちょっと廃道に入るだけで、嘘みたいに静かになる。 |
写真5.新宇佐見トンネルを出たところにある、旧国道135号廃道入り口。写真1〜4とは反対側に当たる。こちら側は雑草も生えておらず、整備されているように見えるが、これはこの道路の奥に民家があり、現在でも使われているため。因みに民家は自動車整備工場だったようで、今でも人が住んでいるが営業しているかどうかは不明。 |
写真6.写真5のゲートをくぐってしばらく行ったところ。一見現在でも使用されている道路のように見えるが、路面には枯れ葉やゴミがたくさん落ちており、あまり使われていないことがわかる。廃道というには役不足の風景である。 |
写真7.ここは新宇佐見トンネルの手前、御石ケ沢トンネルの手前にある旧道入り口。こちらの方が使われなくなってから長いようで、道路の損傷が激しい。既に道路の右半分は、センターライン近くまで土砂が侵出している。 |
写真8.御石ケ沢トンネル付近の旧国道135号。写真7の入り口から少し入ったところ。道路には陥没した部分に水が溜まり、路肩は泥が侵出している。なぜかセンターライン上に電柱が新設されているが、きっと奥に電気を使う施設かなにかがあるためであろう。道路中央部には、何かを埋設したようで、コンクリートで覆われていた。 |
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